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ドラゴンクエスト〜外伝〜『千年』

これは完全オリジナルストーリー漫画です。

2006年の作品。


勇者くんの最後の敵はデスピサロ。
魔族の王のピサロ。

人間を激しく憎悪し「根絶やしにしてくれる」とまで憎んでいるのです。
人間の救世主である勇者くん。
だから勇者くんを殺そうとしたわけです。


では、なぜピサロは人間をそこまで憎悪したのでしょう。
ピサロは魔族の王として孤独に生きてきました。

そんな彼の心を癒す美しいエルフ、ロザリー。
ロザリーは「ルビーの涙を流す」と言われ強欲な人間から付け狙われていたのです。
ある日、人間からいじめられていたロザリーをたすけたピサロ。

気まぐれだ、と彼は言います。

彼女を人里離れた村の塔にかくまうピサロ。
護衛に鎧の騎士をつけて彼女を守るのです。

そしてときどき、塔を訪れ逢瀬を重ねます。

ロザリーはピサロに「人間との争いをやめてほしい」というのですが聞き入れません。


でもある日、塔の隠しドアの秘密をみつけた強欲なニンゲンによってロザリーは連れ出されます。
ニンゲンは「ルビー」を取るために乱暴をはたらきます。
ピサロのたすけは間に合わずロザリーは彼の腕の中で果てます。


ピサロの悲しみと怒りはますますニンゲンに向けられます。

「たとえ、わたしがどうなろうとも一人残らず根絶やしにしてくれん!」

ピサロの悲恋。
悲恋からくる憎悪。


そして、その彼から幼馴染の愛しいシンシアを殺された勇者くん。
世界救う、という壮大なものではなく、
互いに想い人を殺された者どうしの戦い。


原作では悲恋に嘆くピサロ。
そして勇者たちから滅ぼされるピサロ。
あまりにもかわいそう、というファンの声でリメイク移植版では救済措置がとられました。

「6章」ができ、ピサロは勇者たちの仲間となり真の敵に立ち向かうわけです。


******

リメイク版では、旅の途中で勇者くんは「千年に一度咲く世界樹の花」をみつけます。


それは、亡くなった者を甦らす力があるのです。
その花を勇者はシンシアではなくロザリーに使うのでした。

蘇ったロザリーは勇者たちの旅に同行し、地底のデスピサロになっていたピサロに呼びかけるのです。

「ピサロさま。わたくしです。ロザリーです」

「ぐあああ…なにもわからぬ…」

「ピサロさま…」

「ロ…ロ‥ザリー…な…のか…」

「はい、わたくしです。ピサロさま」


ロザリーが流した涙はピサロを正気に返らせます。
こうしてピサロは勇者たちの仲間になるのです。


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2012年の作品


ピサロが仲間になった頃の話を描いてみました。

旅の途中、彼らは野宿もします。
女性たちは馬車の中。
男たちは焚き火のそばで寝るのでしょうか。

ある夜、勇者くんは眠れません。




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ゲームの中ではピサロが勇者くんに、謝るシーンはないのですけど、あったらこんな感じではないだろうか、と。


そんなこと想像しながら『千年』を描きました。



by motibito03 | 2017-07-09 16:13 | ★『どらくえ』な世界