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14・ターザン〜形見のペンダント〜

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フランスの海軍の艦は不審な船を拿捕。
その船はジェーンたちを遺棄した船で事情を知り浜辺の小屋の人たちを発見する。
エスメラルダの目撃した類人猿によるジェーンの拉致を聞き、ダルノー中尉たちを中心に捜索隊を結成しそれにクレイトンも加わりジャングルへと向かう。

だが、人食い族たちの襲撃に合い、激戦が繰り広げられる。
ターザンとジェーンが聞いたのはその発砲の音だった。

ダルノー中尉はその蛮族の村へと連れ去られ、残酷な宴の生け贄になろうとしていた。
連れ去られた者の運命を知るターザンはそっちの救済に向かう。
死の饗宴。

柱のダルノーは少しずつなぶり殺される苦痛にフランス軍人としての誇りを胸に耐えた。
自分を槍で刺していた蛮族が倒され白人の姿が見えた。
その素直で明るい目は信用できた。
身体がすっと持ち上がった瞬間、ダルノーは苦痛と出血で気を失う。

浜辺に引き上げた捜索隊はジェーンの帰還に驚く。
父や皆の心配の仕様にジェーンは自分が野生の男と目で愛を語り合いながら幸せな時を過ごしていたことを後ろめたく思ってしまう。

ジェーンがする救ってくれた男の話しにクレイトンはどこか嫉妬してしまう自分に気付く。

ジェーンはみんなの加勢にいったはずのターザンの行方を聞く。
「彼は来なかったよ。きっと彼は彼の蛮族の仲間のほうに加勢にいってそのごちそうにありつきにいったんだよ」
「あいつは野蛮人なんだ。どこの誰かもわからない獣なのだよ」

クレイトンは嫉妬のあまり今まで幾度もたすけてもらった恩人のことを侮辱してしまうことに自己嫌悪になる。
ジェーンは口を聞いてくれなくなった。

ダルノーの捜索は打ち切られ出立を決意する。
ジェーンは熱心に1週間待ってほしいというがその期限も切れる。

彼はなぜ帰ってこないの。
彼は一体何者なの?彼の素性は?両親は?なぜここにいるの?
名前は?あたしは彼の何も知らないで恋したの?
みんなが言うように彼は蛮族の一員で村には彼の妻が何人もいて混血の子どもがうようよしているかも知れない…

わからない。
あたしは…
「彼は獣なの?じゃ、神様、あたしも獣にして」

彼女は一番最後に小屋を出た。
ひざまずき密林の恋人のペンダントにくちづけながらつぶやく。

「あたしはあなたを愛していると思うわ。きっと愛していた。
今、あなたが戻ってきたらあたしはあなたと一緒にジャングルに行ってしまったでしょう。
永久に…」

*ようはすれ違いドラマ。
今なら「メアド、おしえとって」
「これ、行けん時はメールすっから」
「あ、わかった」
「じゃ」
「じゃ」

オイ!ドラマになんないじゃん!

by motibito03 | 2017-07-08 23:05 | ★『クロニクル』ターザンの絵物語

自作のイラストや絵物語の世界です。ホームは『えありす万華鏡』リンクにあります


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