5・ターザン〜類人猿の王者〜
2017年 07月 08日
2009年の作品
食うために殺す。
つがいを獲得するために殺す。
殺されないために殺す。
闘いと死は日常の平凡な出来事。
ジャングルの掟。
ターザンが生活するカーチャクの類人猿の部族のエリアの近くに人食い一族が移り住んできた。
遠出をした部族の酋長の息子のクロンガはターザンの母のカラと遭遇。
クロンガは容赦なく毒矢をカラに放つ。
類人猿たちの騒動を浜辺の小屋で聞き駆けつけた彼は、カラの死体にすがり号泣する。
本来ならアリス・クレイトンに捧げるはずの母への愛情をカラにおしげもなく捧げた。
毛むくじゃらのけだものにすがり声をあげて泣く18才の英国の貴公子ターザン。
やがて彼はカラを殺したものを追う。
仲間のとぼしい語彙から毛のない黒い自分のような者だと知った。
追いついた彼は初めて自分以外の人間というものを見たのだった。
矢をつがえるクロンガ。
「AはアーチャーのA」
絵本のシーンがターザンの脳裏に浮かんだ。そしてカラを殺したその矢の威力も知った。
人間同士…だが感傷など彼にはない。
彼はカラの復讐を果たし、そしてクロンガの部族の村を盗み見て人間の極めて原始的な生活の営みを知るのだった。
類人猿から原始の人間へ。
村から矢や槍を盗んでは熟練度を高めた。
それらを手に入れたターザンはライオンやヒョウさえ敵ではなくなっていった。
仲間からも一目もおかれる。
ライオンをしとめた彼はその毛皮を持ち帰り誇らかに叫ぶ。
「どうだ、おれの勇姿を。おれほど素晴らしい狩人はいまい。
なぜならおれは類人猿ではなく…」
manと言いたかった。だけど発音できなかった。
仲間からの尊敬のまなざしを浴びるターザン。
前からよく思っていなかったボスのカーチャクは怒りが頂点に達した。
ターザンを殺すことにした。
ターザンとボスのカーチャクの死闘。
やがてターザンは倒したカーチャクの首に足をかけ密林に轟く大声で壮絶な勝利者の雄叫びをあげた。
かくして英国貴族グレイストーク卿ジョン・クレイトンの遺児は類人猿の王座についた。
*これは「ターザンの密林物語」からのワンシーンを描いてみました。
月に向かって矢を放ったシーン。
なぜか、は…
つがいを獲得するために殺す。
殺されないために殺す。
闘いと死は日常の平凡な出来事。
ジャングルの掟。
ターザンが生活するカーチャクの類人猿の部族のエリアの近くに人食い一族が移り住んできた。
遠出をした部族の酋長の息子のクロンガはターザンの母のカラと遭遇。
クロンガは容赦なく毒矢をカラに放つ。
類人猿たちの騒動を浜辺の小屋で聞き駆けつけた彼は、カラの死体にすがり号泣する。
本来ならアリス・クレイトンに捧げるはずの母への愛情をカラにおしげもなく捧げた。
毛むくじゃらのけだものにすがり声をあげて泣く18才の英国の貴公子ターザン。
やがて彼はカラを殺したものを追う。
仲間のとぼしい語彙から毛のない黒い自分のような者だと知った。
追いついた彼は初めて自分以外の人間というものを見たのだった。
矢をつがえるクロンガ。
「AはアーチャーのA」
絵本のシーンがターザンの脳裏に浮かんだ。そしてカラを殺したその矢の威力も知った。
人間同士…だが感傷など彼にはない。
彼はカラの復讐を果たし、そしてクロンガの部族の村を盗み見て人間の極めて原始的な生活の営みを知るのだった。
類人猿から原始の人間へ。
村から矢や槍を盗んでは熟練度を高めた。
それらを手に入れたターザンはライオンやヒョウさえ敵ではなくなっていった。
仲間からも一目もおかれる。
ライオンをしとめた彼はその毛皮を持ち帰り誇らかに叫ぶ。
「どうだ、おれの勇姿を。おれほど素晴らしい狩人はいまい。
なぜならおれは類人猿ではなく…」
manと言いたかった。だけど発音できなかった。
仲間からの尊敬のまなざしを浴びるターザン。
前からよく思っていなかったボスのカーチャクは怒りが頂点に達した。
ターザンを殺すことにした。
ターザンとボスのカーチャクの死闘。
やがてターザンは倒したカーチャクの首に足をかけ密林に轟く大声で壮絶な勝利者の雄叫びをあげた。
かくして英国貴族グレイストーク卿ジョン・クレイトンの遺児は類人猿の王座についた。
*これは「ターザンの密林物語」からのワンシーンを描いてみました。
月に向かって矢を放ったシーン。
なぜか、は…
by motibito03
| 2017-07-08 21:57
| ★『クロニクル』ターザンの絵物語