第二弾。
感想文というより自分の記憶などを確かめるための雑記…かな。
<16歳のクラウド>
原作当時、クラウドは21歳という設定。
だけど、中身は16歳。
14〜5歳で村を出たクラウド。
頑張っても「セフィロスのようなソルジャー」なんかになれないクラウド。
ソルジャーになるには魔晄を浴びてもそれに耐えうるだけの強い精神を持たねばならない。
クラウドの子ども時代、原作など物語の中でほんのすこし垣間見る事ができる。
ひねくれて劣等感を持っている。
仲間に入りたいのに、入れない理由を「自分はあんな子どもたちと違うんだ」と言い訳をする陰キャラマックス。
主人公にしては歴代で最低。
ニブルヘイム事件の時から4年間実験体に使われザックスに庇われての逃避行1年。
ザックスの献身ぶりが泣かせた。
彼ひとりならさっさと逃げることができたろうに。
5年間、クラウドは時が止まってしまっていた。
7番街スラム駅で廃人同様で倒れている時にティファに見つけてもらう。
その時、彼は21歳だけど中身は16歳で止まったまま。
社会的経験値16歳の一般神羅兵の時のまま。
16歳からの5年間。
成長期にクラウドは成長ができていない。
身体的能力は魔晄を浴びてソルジャー並みなのに精神はまだコドモ。
それが顕著に表れているのが
「クラウド、おまえ幾つだ?」に
「ファーストだ」
という、バレットとのちぐはぐなやりとり。
そういう場面がいくつかある。
社会的なコミニュケーション能力が欠けている。
でもそれが自覚されていない。
「セフィロスコピー」としてジェノバ細胞を埋められたクラウド。
知り合いのティファと接触した時にジェノバ細胞が起動し始める。
ジェノバ固有の能力「相手の思考を読み取り擬態する」を使って、ティファの思い描く「クラウド」になった。
セフィロスのようなクールで強いソルジャー。
ザックスからきいたソルジャーの任務や日々。
子供の頃のティファが希望していた「ヒーローのようなクラウド」。
だけど、中身は16歳。
クールなソルジャーのつもりなので
バレットに怒鳴られても動じずかっこよく切り返す。
ザックスのようなかっこいい振る舞いが刷り込まれているので
ティファが思い描くかっこよさを演じる。
女の子の友達がたくさんいたと言うザックス。(原作)
ザックスを擬態した16歳は実行する。
花をあげる時も、かっこつける。
カクテルを飲む時もかっこつける。
でも16歳の地が出てしまう。
やっかいな仕事の内容を「耳を塞いで『あーあー』」としてしまうクラウド。
コドモだ。
「俺はソルジャー」
「俺をなんだと思っている」
と、イキル。
これもコドモ。
「俺はソルジャー」
俺は…
原作を知っているプレイヤーにはそれが痛々しく哀しい。
<なんでも屋>
「クラウド、ミッドガルで何でも屋をしよう」
「放り出したりしないさ。トモダチだろ」
ミッドガル近くまでヒッチハイクしたトラックの荷台。
ザックスは反応のないクラウドに話しかける。
だけどクラウドの脳内にはこの言葉がちゃんと刷り込まれていた。
ジェノバ細胞がデータとして取り込んでいた、とでも言おうか。
ザックスの言葉どおりに何でも屋をしようとしたのではなく、ザックスを擬態しているから「何でも屋」をするのはクラウドにとっては当たり前。
「ミッドガルに着いたらおまえどうする?」とザックス。
「おれはあちこちにあてがあるんだ
みんなの世話んなって……あ、どの女の子も親といっしょに住んでるのか……
そりゃマズいよな~あ?」
「ダメだ……作戦チェンジ!
う~ん……何をどうするにしてもとりあえず金だよな……。……商売でもはじめるか
な、クラウド、俺にできる商売ってあると思うか? なあ、おっさん!なんか俺にできるような商売知らないか?」
このザックスの言葉がクラウドの頭に残っていたのだろう。
とにかく「報酬」「報酬」。
ティファにもお金の話ばかり。
報酬がもらえれば何でもする「何でも屋」だから。
仕事が終わればただの他人。
契約がないことはしない。
俺は「何でも屋」だから。…
<時間の経過>
プレイ時間はサブミッションなどを普通にやってだいたい40時間とからしい。
動画をあげる人たちはとにかく一日中やっているとして、普通は40時間なら一週間ぐらいか、それ以上。
ただ、これは一週目の話でハードモードやシミュレーターなどしていたらもっと、かも。
プレイヤーには長い時間の流れがあるけど…物語の中ではどうなんだろう。
物語の中での時間経過…って…
ちょっと覚書みたいに綴ってみる。
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1、壱番魔晄炉爆破ミッション。-------スラム駅で発見された当日の夜(1日目)
物語はここから。
CCの最後、ザックスから受け取ったバスターソードを引きずってミッドガルへ。
どうやって中に入ったのか。駅に「あ…う…」状態でいたけど列車に乗ったわけではあるまい。
列車は、上からくるのだし。
とにかくクラウドは7番街スラムの駅に廃人同様に座り込んでいた。
ミッション参加は7番街スラム駅でティファに発見された日か、その翌日?
いや、翌日ではないみたいね。
翌日なら「天望荘」にすでに住んでいるはず。
だけど、壱番魔晄炉爆破帰還の後に「天望荘」に初めて案内されているから、当日。
多分、駅で発見されてすぐミッション参加?だよね。
すごいね。さっきまで駅で「う…あ…ああ…」とやってたのに。
知り合いとのコンタクトはジェノバ細胞を目覚めさせたんだね。
「天望荘」に落ち着いたその夜、隣のマルカートさん騒ぎ。
2、朝、天望荘からセブンスセブンへ。------2日目の朝
何でも屋さん開業。
いろいろお使いをする。
「ミッドガルにはずっと?」とティファ。
「そうだな、このあたりで仕事をして金をためる」とクラウド。
お金に関して、ティファがちょっとドン引きするシーンも。
これはザックスの「何をどうするにしてもとりあえず金だよな」が刷り込まれている。
クラウドは伍番魔晄炉爆破には加わらない予定。
飲み会でハブられるクラウドさん。
3、ジェシーイベント------2日目の夜
ジェシーたちとバイクで7番街プレート上へ。
ジェシーの家から神羅の倉庫侵入。
パラシュートで戻る。
4、伍番魔晄炉爆破ミッション--------3日目
翌日、ジェシーが怪我。
代わりにクラウドがミッションに加わる。
四番街から4番街プレートの下層部を辿って伍番魔晄炉へ。
途中で日が暮れる。
伍番魔晄炉でエアバスターとバトル。
クラウド、落下。-----------夜
5、五番街スラムの教会------4日目の朝か昼
教会に落下したクラウド。
エアリスと再会。
五番街スラムでお使いをする。
エアリスの家に泊まる---4日目の夜
6、六番街スラムに向かう------4日目の夜
夜中に抜け出したクラウド。
待ち伏せしたエアリス。
夜中の道中。
六番街スラムでイベント。
7、ドンコルネオの屋敷から下水道へ------4日目の夜
地下闘技場、女装イベントなどどのくらいかかったのか。
けっこうかかってると思うけど。
下水道でも夜。
8、列車墓場------4日目の夜
ここでもまだ夜。
夜中の2時3時ごろ?
ずいぶん長い夜だこと。
9、7番支柱の闘い------4日目の夜
ここもまだ長い夜。
マリンを預けたり。
ウェッジを七番スラムの地下から発見。
ウェッジもエアリスの家へ預けにいく。
同じ夜にマリンにエッジ。
お母さんも大変。
エアリスの家にみんなで泊まる。
10、五番街、六番街スラムなどでお使い------5日目の朝
やっと朝。
すごい長い夜だったね。
コルネオのお宝を発見したり。
レズリーからワイヤーガンをもらって上へ。
11、神羅ビル潜入作戦-----5日目の夕方から夜
途中で夕日を見る。
プレートの瓦礫で埋まった7番街。
神羅ビルに入った時はすでに夜
神羅ビルから脱出。
フィーラーを倒して未来が白紙に。
12、ミッドガルを望む高台------6日目の朝か昼近く
雨が降ってくる。
エンディング。
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以上が、ミッドガル脱出までの物語の中の時間経過。
間違ってなかったかな?
5泊6日?
(プレイヤーが回復のための「宿屋宿泊」などは省く)
長いようで短い?
原作でいうならミッドガル脱出なんてそこそこ早かった。
閉塞的なミッドガルからフィールドに出た時のあの開放感。
でも、今回はそういう閉塞感はあまり感じず。
つづく