昔描いた漫画をリメイクしたのを再アップしてみた『6』

『5』のつづきから


王子の王子たる孤独に寄り添い生きていこうと決心するF。

その決心を待っていた王子は彼女を受け止めるのです。







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*お着替えシーンを「ただ」描きたかっただけのページです。


こんな夜中でさえ呼び出されれば行かねばならない王子。

こんな生き方をずっとしていたのだろうか…
Fは彼の抱えている大きく重いものを改めて知るのでした。


遠征先からの国王の訃報と、それに乗じての隣国の侵攻。
隣国との協定が破れ、国境の村、町は次々に侵攻されていこうとしているのです。

*日本の戦国時代と同じ世界を想定しています。中世ヨーロッパも同じですね。

将軍たちと出陣していく王子。

それを見送るしかできないFだったのです。



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一度出陣すれば、生きて帰れる保証はない…
それは王子も一兵卒も同じ。


一兵士にだって心配をする家族がいる。
待つ人がいる…


同じ…

「すぐ戻る」
なんて気休め。

そう言って戻って来なかった兵士がたくさんいたではないか…


戦乱の世。
いくさは、日常。


そんなFの姿を見ていられないCなのでした。



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「孤児がうまれない国」

「子供が死なない国」

Fはそう言っていた。
王子は頭にあったのです。



嫌な知らせなど聞きたくない。


Cの言葉は耳に入らない…

自分で確かめる…
Fは城下町を抜け、外へ出ていくのです。


一方、王子は隣国で捕虜になっていたのでした。

そして…


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隣国は女王だと聞いていた。

目の前の女性がその女王というのか…

その女性の顔、胸の首飾り…
こ、れ…は…?

*このあたりの絵が雑だわ。
描き急ぐ、という感覚だったのでしょう。締め切りもないのにね〜


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なぜ、この女王がFと似たような首飾りをしているのか…
そして、なぜFとこんなに似ているのか…


*なんちゅう場面で首飾りに気づくのでしょうね〜〜大人だから描けるシーンです




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女王は自分を見つめる王子にいぶかしがります。

そして、女王は王子を解き放つ条件を言うのでした。
それは、自分の命を引き換えに自国を差し出せ、というもの。

さすれば、王子は小さな領土の領主として生かしておく、という。


そんな条件、のめるわけないのです。

一方、Fはどのくらいどこを彷徨っているのかもうわからなくなりました。

その戦いがあったという国境の村…
どう行っていいのかもわかりません。

力がもう尽きかけているのがわかるのでした。



城では王子の行方不明をうけ、陣の立て直しをし一気に隣国へ攻め入る作戦をたてるのでした。

館から居なくなったFをCは探し回ります。
王子が帰還してFがいなかったら…

「ごえいくん」も責任を感じています。

Bも、苦しみます。
王子、F。

失ってはいけない人たち…




*勝手な行動。
ドラマ・映画ではよくある話ですね。
でないと、話続きませんもの。そのへんは女子高生当時のわたしもわかっていたようです。



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王子はきっぱりと断ります。

自分が生きていると国許はその交換条件をのむかもしれません。
「殺すがいい」と。

自分がいなくなっても、俺の国は俺の優秀な配下が国を守る。
国は存続する。体制にかわりはない、と。




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女王はその若い王子にどこか惹かれるのでした。
まさか、その王子が自分が探す娘の想い人とは知らずに残酷な決定をするのでした。

*そこまで探っておいて、娘と気づかぬのもなんだかなあ〜
というツッコミはなしで。なにせ、女子高生の発想ですから。




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自分がどこにいるかもわかりません。
城へ帰る方向ももう、わからないのです。
体力も気力もなくなりました。


理性は彼が生きていることはない、と知っているのです。
敵国の王、王子は捕まればことごとく処刑される。
この世界の常です。


彼がいないこの世界で生きていても仕方ないのです。

野垂れ死。

孤児だった自分にふさわしい死に方…それもいいか…



思い出すのは愛しい人のぬくもり。
肉親を知らない者の唯一の知るぬくもり。

意識は遠のきます。


牢の中の王子は自分の死を覚悟し、恋人を思うのでした。
「すぐ戻る」と言って出て行き、帰って来ない自分をきっと怒っているだろう、と。



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牢に繋がれ死を待つだけの王子。
Fは安全な場所にいる…
そう思っている王子はそれだけが心の救いでした。


*これを描いていた当時女子高生だったわたし。
なんという残酷なことを考えつくのでしょう。
女子高生というのは、けっこう残酷なもので人の人生を好き放題操り、人の生き死にも簡単に決めます。
すでに物語の中では彼らは彼らの意思で生きているのに、それを翻弄するのです。



つづく



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by motibito03 | 2017-07-15 23:00 | ★リメイク漫画 | Comments(0)